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2020年01月17日

Google、ChromeでのサードパーティCookieの2年以内に終了を発表 SEO的にはNamazにも動きが

こんにちは!BUY THE WAYのkousakusanです。1月14日に54歳になりました!おっさんから初老へ!

そして、この私の最も尊い誕生日に合わせて、ついにGoogleも動きましたね。(ヒデもナミさんも同じ日でしたが・・)

2022年までに、Coogle ChromeのサードパーティCookieを廃止すると言う記事が、ブログに発表されました。

Building a more private web: A path towards making third party cookies obsolete

In August, we announced a new initiative (known as Privacy Sandbox) to develop a set of open standards to fundamentally enhance privacy on the web. Our goal for this open source initiative is to make the web more private and secure for users, while also supporting publishers. Today, we’d like to give you an update on our plans and ask for your help in increasing the privacy of web browsing.

Chromium Blog

 

なかなか衝撃的な内容です。

「なんの話だ?!」

ですね。なにに影響するのでしょう!!

今回は、社内向けに書こうと思います。

サードパーティCookie?

Cookie

ファーストCookieとサードパーティCookieがあります。

簡単に言いますと、

ファーストCookie → ログイン情報や、閲覧情報

サードパーティCookie → 広告配信事業者(Google・Criteo)などの第三者が読むことができる情報

今回の(以前からあるSafariのITP2.xもこれ)対象は、このサードパーティCookieの排除になります。

 

サードパーティCookie無くなるとどうなる

このCookiが使えなくなると、リマーケ・リターゲティング広告が使えなくなります。

再来訪を促す広告(リマーケ・リターゲ)が使用不能のなる。

コンバージョン測定の精度が落ちる可能性も考えられる。(戻りCVや、アシストCVが分からない?)

サードパーティのTAGの発行を許さない場合、計測が出来ないですね。

計測出来ない場合、ユーザーの特定が出来なくなるので、トンチンカンな広告が出て、購買につながらないとなりますね。

影響はあるの?

今後は、ユーザーの特定が出来なくなるのでリターゲティング広告は縮小されていくでしょう。

2017年にAppleが先んじてITP1.0を発表し、SafariでCookie削除を行ってきました。現在は実質的に、広告用にクッキーが使えない状態です。

リターゲティング広告大手のクリテオの株価は発表後、前日比約16%安と急落したそうです。「グーグルの発表は全面的に支持する。個人識別のソリューションはクッキー以外にも広げている」とするコメントを発表してます。

日本のインターネット利用の70%以上はスマートフォンです。

そのスマートフォン中で、iphoneの利用率が異常に高く、ネット広告の配信ボリュームも当然iphoneが多くなります。

iphoneのデフォルトブラウザーはsafariですが、PCでGoogleに依存しているユーザーはChromeを使っている人もいると思います。

また、android携帯ならChromeがデフォなので、AppleがITP2.xでSafariのサードパーティCookieを削除しても半分はとれるだろうと言う見解で、あまり騒がれてはいなかったようです。

しかし、ChromeまでサードパーティCookieの廃止となると、なかなかインパクトは大きいですね。何せ世界の60%はChromeユーザーらしいので。

ではどうしましょう

Second, blocking cookies without another way to deliver relevant ads significantly reduces publishers’ primary means of funding, which jeopardizes the future of the vibrant web. Many publishers have been able to continue to invest in freely accessible content because they can be confident that their advertising will fund their costs. If this funding is cut, we are concerned that we will see much less accessible content for everyone. Recent studies have shown that when advertising is made less relevant by removing cookies, funding for publishers falls by 52% on average1.

Googleによると、Cookieの廃止によるパブリッシャーの主要な資金調達手段が大幅に減少し、WEB業界の将来が危険にさらされてしまうと言ってます。この施策での影響は広告費用の52%減が考えられると示しています。

この、業界衰退に対し、GoogleはCookieを廃止する代わりに、「Privacy Sandbox(プライバシー・サンドボックス)」という仕組みに置き換えていくそうです。

「Webコミュニティとの最初のアプローチ後、継続的な反復とフィードバックにより、プライバシーサンドボックスなどのプライバシー保護およびオープン標準のメカニズムにより、サードパーティのCookieが陳腐化するような健全な広告を維持できる」とかかれています。

これらを2年かけてブラウザ、パブリッシャー、開発者、広告主がこれらの新しいメカニズムを試して、さまざまな状況でうまく機能するかどうかをテストし業界団体全体の協力のもと実施していくそうです。Appleはクッキーを禁止する、グーグルは、ウェブサイト運営者が広告で稼げる枠組みを維持したいようです。(広告ビジネスが主ですから)

 

今後は

Googleは、検索エンジンやGmail、地図サービス、YouTubeなど、自社サービスのユーザーアカウントから多くのデータを集めています。

フェイスブックも同様に集めてますね。

スマホ弄ってると「いま、ここにいました?」とか良く聞かれますね。

やはり自社でデータを集めているプラットフォーマーはやはり強いです。

弊社も「保育BOX」で集めるデータを基に、クライアント様、求職者様に常に有効な情報を届けれるようにしたいですね。

我々も「なんで広告の効果が出なくなったのだろう」と言うのはまずいです。

2020年から2022年にかけて、リマーケ広告に依存しない広告展開を準備する事が大切です。

Googleの社員さんが言ってました。「クッキーを使わず、個人を特定しない形のターゲティングがこれからの主流になるでしょう。その準備を早めにしよう」と

健全なる広告表示がされることで、どう市場が変わっていくのか常に監視していきましょう。

 

最後に、Namazですが、SEOの観点から変化があったようですよ。

SEO関係者も忙しい年明けですね。

今回は、アドテクを書いてみました。

また、何かありましたら、どこかの記事でお会いしましょう!

ではでは!!

2020年01月17日