2022年02月04日
風立ちぬ
お疲れ様ですNamiです!
タイトルにもある通り、最近風立ちぬ鑑賞会を友達としたのですが、かなり面白かったので今回取り上げたいと思います。
ご存じの方も多いとは思いますが、風立ちぬとは、2013年公開のジブリ映画です。
堀辰雄の作品である「風立ちぬ」を元に、零戦の設計者である堀越次郎の人生をドッキングさせたこの作品は、ジブリの中でも異例の作品ですね。
ストーリーは飛行機に憧れる堀越次郎の少年期から始まり、天才設計者として三菱で働きながら、青年時代にたまたま出会った里見菜穂子さんと再会し、恋に落ちていくお話が中心となります。
この作品のなにが良いかといわれますと、ますばやはりジブリ作品なので、映像の雰囲気作りが抜群に良いです。
現実の物語なのでジブリらしいファンタジー要素はあまりないんじゃないの?と思いがちですが、主人公とイタリア最高峰の飛行機設計者のカプローニ伯爵という方の夢がくっつくというファンタジー要素があります。
この夢の空間のシーンは飛行機の力強く迫力のある映像と、2人の天才の創造力をジブリらしいタッチで表現されており、飛行機ってこんなに美しいんだなと感銘を受けます。
そして話のもう1つの筋である、堀越次郎と里見菜穂子の恋愛模様もまた非常に美しいです。
飛行機設計者として全盛期でいられるのは10年だけと予見して、仕事に命を燃やす堀越二郎ですが、結核を患っており余命が長くない菜穂子さんのことも全力で愛しており、一緒にいたいけれどいれないという苦い大人な恋愛は見ていて非常に、悲しく儚いのですが、憧れも同時に抱いてしまいます。素敵な結婚したいです。
「僕らは今、一日一日をとても大切に生きているんだよ」と二郎が言うシーンはとても印象に残っています。
他にも自分の夢であった理想の飛行機を作り上げても、結局人殺しの道具にしか使われず、最終的には一機たりとも戻ってこなかった主人公の苦悩、素敵すぎるラストシーンだったりまだまだ良いポイントはあるのですが、今回はこれくらいにしておきます。
なんとなく昔見たけどあまり覚えてない方、 まだ見たことがない方は是非一度ご覧ください。
ちなみに私の推しはいつもクレソンを食べている謎のドイツ人です。
2022年02月04日