2018年08月07日
【BTW営業部 tigerの愚公移山】第11話「ウルトラセブン」
お世話になっております。
テレビで言うと、ビデオ3ことBTW営業部tigerです。
地球は、根われている。
自らの星を食いつぶすほどに繁栄をしすぎた人類は、
いずれ超文明の宇宙人に淘汰されてしまうのではないか。と、小学生の頃よく考えていました。
元々、純真無垢なtiger少年の心を大きく変革させた作品がこちら
【ウルトラセブン】
ウルトラマンなんて、子ども向けなんでしょう?
いい歳して、ウルトラマンとか(笑)
なんて、思っているでしょう。
間違ってはいません。むしろ、正しい反応です。
本来、ウルトラマンシリーズは子供向けに作られた特撮なので、いい歳こいた大人が見るべき作品では無いかもしれません。
ですが、ウルトラセブンだけは例外です。
本作は今までのシリーズがマンネリ化してきた中で、すこしダークな部分を強くすることに注力しました。
結果、雰囲気暗いからめっちゃ怖いし、怪獣なんかより人間のが信用できない。
30分番組で、怪獣が出てくるシーンが3分くらいしかない。
と、愛の戦士レインボーマン並にちびっ子たちがドン引きしてしまう作品に仕上がりました。
(怪獣を倒すときは、アイスラッガーで真っ二つにした後、ビームで燃やし尽くすし….)
ですが、考えさせられる話が多いので大人になって見ると結構面白いです!
【アイスラッガー】
ウルトラセブンを紹介する上で、一番有名な話と言えば【狙われた街】だと思います。
メトロン星人という宇宙人が、タバコに「宇宙ケシの実」という人間を狂暴化させる実を混入させ、
直接手を加え無くても、勝手に争い人類が自滅するよう計画しました。
途中で、ウルトラセブンがその計画を知り、メトロン星人と相対するとき
メトロン星人はこんなことを言うのです。
「我々は人類が互いにルールを守り、信頼しあって生きていることに目をつけたのだ。
地球を壊滅させるのに暴力をふるう必要はない。人間同士の信頼感をなくせばよい。
人間たちは互いに敵視し傷つけあい、やがて自滅していく。どうだ?いい考えだろう。」
(侵略の仕方がガチ過ぎて、全然こども向けじゃない!)
【左:メトロン星人 右:ウルトラセブン】
夕日をバックに死闘(20秒くらい。アイスラッガーで、えいって感じ)を繰り広げ、
人間同士の信頼感を利用とした幻覚宇宙人メトロン星人の地球侵略計画は粉砕。
戦いに勝利し、夕陽の染まった下町に立つウルトラセブン。
そこで、このようなナレーションが入り今回の物語は幕を閉じます。
メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。
人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。
でもご安心下さい、このお話は遠い遠い未来の物語なのです…。
え?何故ですって?
我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから…
全然こども向けじゃない!
最後のナレーションが皮肉たっぷりで、まだ純真無垢な子供たちに聞かせたくない!
今回ご紹介した「ウルトラセブン」
ウルトラマンシリーズの中でも、かなり尖った内容なので今見ると突っ込みどころが多くて結構面白いです。
huluなどの動画配信サービスでも、絶賛配信中なので是非気になったら見てみてください!
(個人的には、セブンも出てくる帰ってきたウルトラマンとかもおすすめです。)
2018年08月07日